テニス上達につながる!キャッチボールで球技の能力アップ!
こんにちは、トモヒトです。
今回は、テニス上達につながるキャッチボールの方法をご紹介します。
キャッチボールは球技の基本ともいえる「走る(動く)」「捕る」「投げる」の要素を手軽にトレーニングすることができます。
キャッチボールで球技の能力を高めて、テニスの質を高めていきましょう。
もくじ
キャッチボールとテニスの関係
まずは、なぜキャッチボールがテニス上達につながるのかをご説明します。
キャッチボールとテニスの関係について、次の2点から見ていきます。
①テニスでボールを打つときの動きがキャッチボールに似ている
②テニス上達にはボールの軌道の予測能力が必要
それぞれを詳しくご説明します。
テニスでボールを打つときの動きがキャッチボールに似ている
例えば、テニスでストロークを打つとき、次のような流れになります。
- 打球ポジションまで走る
- 狙う地点にストロークを打つ
これをキャッチボールに当てはめると、次のようになります。
- 打球ポジションまで走る→走る(動く)
- 狙う地点にストロークを打つ→捕る・投げる
このように、道具や動きに違いはあるものの、動きの根本の部分は似ているといえます。
テニスもキャッチボールも、もとをたどれば「球技」であることを考えれば、ある意味当然かもしれません。
テニス上達にはボールの軌道の予測能力が必要
テニス初心者が最初に苦労するのは、「ボールの軌道にスイングを合わせる」ことです。
これには、ボールの軌道の予測(ボールがどこに落ちてどう弾んでくるか)が関係します。
ボールの軌道の予測能力を高めるのに、キャッチボールは手軽なトレーニングになります。
もしかしたら、中には「キャッチボールなんてわざわざしなくても、テニスの練習をすれば自然とボールの軌道も分かるんじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、テニスの練習をすれば分かるようになるというのは、その通りだと思います。
ただ、ボールを打つ練習では、道具(ラケット)を操るため、動きがより複雑になります。
ボールの軌道に慣れるために、まずは道具を使わないシンプルなキャッチボールを取り入れるのがよいと思います。
テニス上達につながるキャッチボール
それでは、テニス上達につながるキャッチボールの方法について見ていきます。
ノーバウンドでキャッチボール
これは、テニスでいえばボレーにつながります。
近い距離(3~5m程度)でお互いの胸にめがけてゆっくりとボールを投げます。
投げ方は、上手投げ・サイドスロー・下手投げと様々な投げ方で行います。
慣れてきたら、次のようなバリエーションも取り入れてみましょう。
- 非利き手側で行う
- 投げる側の狙う位置を変えてみる
(例:腰の高さでキャッチできるように投げる) - 相手が2,3歩動く位置に投げる
- 捕ってから投げるのを早くする
- 2個のボールを使う
ワンバウンドでキャッチボール
これは、テニスでいえばストロークにつながります。
少し離れた距離(7~9m程度)でバウンドして相手の胸に届くようにボールを投げます。
これも、様々な投げ方で行います。
慣れてきたら、次のようなバリエーションも取り入れてみましょう。
- 非利き手側で行う
- 投げる側の狙う位置を変えてみる
- 地面にフラフープを置いて、そこでバウンドさせる
- 相手が2,3歩動く位置に投げる
- 捕ってから投げるのを早くする
- 2個のボールを使う
キャッチボールでのゲーム形式
サービスボックスをコートに見立てて、キャッチボールでゲーム形式を行います。
ルールは次の通りです。
- キャッチしたらその場所で下からすぐに投げ返す
- ツーバウンド、ネット、アウト、キャッチ失敗は失点
- 速いボールは禁止
これは、テニス初心者の方だけでなく、ボールコントロール能力が低い選手に対する戦術指導の導入にも使えます。
最後に
今回は、テニス上達につながるキャッチボールをご紹介しました。
キャッチボールは特別な道具も必要ないので、ウォーミングアップとして取り入れるのもよいかと思います。
最後に、今回の記事の参考資料をご紹介します。
- 神谷勝則:基本が身につく テニス練習メニュー200(2011)
- 神谷勝則:テニスはキャッチボールでうまくなる!(2012)
- リチャード・ショーンボーン:ショーンボーンのテニスコーチングBOOK(1999)
最後までお読みいただきありがとうございました。
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