技術・スキルの質が変わる!肩甲骨・背骨・股関節の動き
こんにちは、トモヒトです。
今回は、肩甲骨・背骨・股関節の動きについて見ていきます。
肩甲骨・背骨・股関節の動きを高めることは、戦術的なテニスプレーヤーを育てるうえで土台づくりにつながる部分です。
もくじ
なぜ肩甲骨・背骨・股関節の動きが重要なのか?
戦術的なテニスプレーヤーの育成において、なぜ肩甲骨・背骨・股関節の動きが重要なのでしょうか?
肩甲骨・背骨・股関節の動きは動作の中心です。
肩甲骨・背骨・股関節の動きを良くすることは、技術・スキルの質向上につながります。
肩甲骨の動き
肩甲骨の動きでカギとなるのは、「モビリティ」と「前鋸筋の活性化(立甲の獲得)」です。
モビリティ
肩甲骨を大きく動かせることは、肩の動きにとって重要です。
肩甲骨をあらゆる方向に柔軟に動かせるようにしておくことで、しなやかに腕を振ることができます。
前鋸筋の活性化(立甲の獲得)
肩甲骨の動きに関わる筋肉の中でも、特に前鋸筋は重要視されています。
前鋸筋は体幹の筋肉と連鎖しており、前鋸筋が活性化することで体幹の安定性(スタビリティ)も高まります。
前鋸筋が機能すると、立甲(肩甲骨が立った状態)の獲得にもつながります。
背骨の動き
背骨の動きでカギとなるのは、「モビリティ」と「スタビリティ」です。
モビリティ
背骨を柔軟に動かせると、体幹をうまく使えるようになります。
体幹は筋肉量が多く、効率よくエネルギーを生み出すためにも背骨の動きを良くすることは大切です。
スタビリティ
体幹トレーニングが重視されているように、体幹(主に腰部)を安定させることはパフォーマンス向上に大切です。
腰部・骨盤を安定させることは、股関節や体幹上部の動きを良くすることにもつながります。
股関節の動き
股関節の動きでカギとなるのは、「モビリティ」と「腸腰筋・ハムストリングスの活性化」です。
モビリティ
股関節は、肩に次いで2番目に可動性の高い関節です。
股関節を大きく動かせると、股関節周りの大きな筋肉を使いやすくなり、大きなエネルギーを生み出せます。
腸腰筋・ハムストリングスの活性化
股関節の動きに関わる筋肉としては、腸腰筋とハムストリングス(主に上部)が重要だといわれています。
腸腰筋は下半身と体幹をつなぎ、下半身で生み出した力を体幹へと伝える役割があります。
ハムストリングスはアクセル筋とも呼ばれ、推進力を生み出すのに重要な筋肉です。
腸腰筋とハムストリングスをうまく使えることが、股関節の動きの質を左右するといえます。
最後に
今回は、肩甲骨・背骨・股関節の動きが重要な理由と、それぞれの動きを高めるためのポイントを見てきました。
この記事のポイントをおさらいします。
- 肩甲骨・背骨・股関節の動きは、動作の土台となる
- 肩甲骨の動き→モビリティ、前鋸筋の活性化(立甲の獲得)
- 背骨の動き→モビリティ(屈曲伸展・側屈・回旋)、スタビリティ(インナーユニットの活性化)
- 股関節の動き→モビリティ、腸腰筋・ハムストリングスの活性化
実際のレッスンでは、肩甲骨・背骨・股関節の動きを高めるストレッチやエクササイズを、ウォーミングアップやトレーニングに組み込む必要があります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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