試合で勝つには人間力も磨け!自分の内面の整え方

こんにちは、トモヒトです。
今回は、自分の内面の整え方について見ていきます。
これは、岩出雅之さんの『常勝集団のプリンシプル 自ら学び成長する人材が育つ「岩出式」心のマネジメント』の中で、常勝集団を作るための3つのアプローチの内の1つとして紹介されているものです。
岩出監督は、試合で勝つためには「人間力」を磨くことが必要であると述べています。
これは、「いくら優れた技術やフィジカルがあっても、それを操る選手の心が未熟だと十分な力を発揮できない」という考えからだそうです。
まずは「自分を知る」ことから
帝京大学ラグビー部では、雑務を上級生の役割にすることで、下級生が「自分と向き合う余裕」を作っているという話は別の記事で述べました。
では、「自分と向き合う」とは、具体的にはどんなことをするのでしょうか?
例えば、目標設定も「自分と向き合う」ことの1つといえます。
目標を設定するためには、「将来どのような人間になりたいのか」を明確にする必要があります。
そのため、目標設定に真剣に取り組むことで、「自分はどうなりたいのか」という想いに向き合うことになります。
また、普段から自分の状態を把握しておくことも大切だと述べられています。
今の心の状態はどんな感じなのか、どうすればモチベーションを上げることができるのか、など、心の状態を把握しておくと、試合に限らず様々な場面で活きてきます。
内面をケアするには「3つのものを整える」
内面をケアするには、環境・身体・メンタルの3つを整える必要があります。
環境を整える
環境を整えるとは、身の回りの整理整頓のことです。
身の回りを整理整頓することで、心を整えていきます。
これは、岩出監督が公園の施設管理や荒れた学校での教育経験から得た教訓だそうです。
周りが荒れると、心も荒れてくる。
だからこそ、普段から掃除を大切にすることが、心を整えラグビーへの取り組みの質も高めるということです。
身体を整える
いくら体力があっても、長時間練習すれば疲労がたまり、集中力が低下します。
そのような状態で無理に練習しても、質の低い練習になり、怪我のリスクも高まります。
練習内容を絞ってむやみに練習時間を長くするのは避け、その分ケアや食事、睡眠時間の確保をしっかりとして疲労を翌日に残さないことが大切です。
これは、成長期の練習にもいえることだと思います。(むしろ、成長期こそ気をつけるべきです)
平日は夜遅くまで練習して睡眠不足、土日は1日中練習して疲労困憊では、怪我のリスクが高まります。
テーマを絞った練習を集中して、数時間で切り上げる。
そして、学校の勉強や睡眠時間をしっかりと確保する余裕を作ってあげることは、重要だと思います。
メンタルを整える
理想的な精神状態で試合に臨むためには、普段からメンタルを整える習慣を持っておくことが大切です。
試合になって急に「リラックスしろ」といわれても、そう簡単にはできません。
普段の練習前に、メンタルを整える方法を取り入れることで、重要な試合前でもこれをやれば落ち着けるというものを身につけさせます。
「成長マインドセット」を持たせる
選手1人ひとりが、そして組織全体がレベルアップするには、「成長マインドセット」を持つ必要があります。
成長マインドセットとは、「自分の能力は努力次第で伸ばすことができる」という考え方のことです。
この反対が「固定マインドセット」と呼ばれ、「能力は生まれつき決まっていて変わらない」という考え方です。
選手に「成長マインドセット」を持たせるには、まずは指導者が「成長マインドセット」を持って行動することが必要です。
指導者の「変化を恐れず、より高みを目指す姿勢」を見せることが、選手のマインドセットに良い影響を与えます。
最後に
今回は、内面を整える方法について見てきました。
ポイントは、次の3つです。
- まずは「自分を知る」
- 環境・身体・メンタルを整える
- 「成長マインドセット」を持つ
最後までお読みいただきありがとうございました。
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