テニスにおける7つの基本戦術
こんにちは、トモヒトです。
今回は、テニスにおける7つの基本戦術について書いていきます。
7つの基本戦術は、戦術的なテニスをするためには押さえるべき部分です。
戦術要素の高いラリーを通して理解し身につける必要があります。
もくじ
テニスにおける7つの基本戦術とは
まずは、テニスにおける7つの基本戦術についてまとめておきます。
- 相手のコートにボールを入れ続ける
- 相手を走らせる
- 相手のショットに対して適切なポジショニング
- 得意なショットを使う
- 相手の弱点を攻める
- 空間をマネージメントする
- 時間をマネージメントする
以下では、それぞれについてもう少し詳しく見ていきます。
相手のコートにボールを入れ続ける
これは、基本戦術の中でも最も基本となるものです。
要は、ミスしないでラリーができるかということです。
テニスはミスが直接失点につながるため、まずは安定性を身につける必要があります。
相手を走らせる
これも、基本戦術の中で基本といえるものです。
相手のいないところに打つというのは、テニスでの攻撃の基本ともいえます。
相手を走らせる方法は、大きく分けると次の3つに分かれます。
- 左右に走らせる
- 前後に走らせる
- 斜めに走らせる(左右+前後)
特に前後や斜めへの揺さぶりは効果的なため、しっかりと練習しておくとよいと思います。
相手のショットに対して適切なポジショニング
これは、意外と見落とされがちな戦術かもしれません。
「打ったら真ん中に戻る」というのは、多くのテニススクールでも言われることだと思います。
しかし、厳密にいえば「必ずしも真ん中が正解とは限らない」という点が重要です。
基本は相手の返球範囲の二等分線上に構える必要があります。
そのため、相手の打球時のポジションによって適切なポジションが変わってきます。
また、攻撃時と守備時でも異なります。
これらのことから、適切なポジショニングには、相手の返球時のポジションや体勢、相手の配球の傾向などを適切に把握することが求められます。
得意なショットを使う
一般的に得意なショットになりやすいのはフォアハンドであり、世界で戦うためには強力なフォアハンドは必須ともいえます。
また、強力なサーブも勝つためには重要です。
得意なショットを使うためには、そのショットを磨く(ショットの質を高める、バリエーションを増やすなど)ことに加えて、そのショットを活かす組み立てを練習する必要があります。
相手の弱点を攻める
相手の弱点を攻めるのは、攻撃の基本の1つともいえます。
弱点を攻められるのは相手も理解しているため、ただ弱点のサイドに打つだけでは不十分です。
そのため、相手の弱点を攻める前のショットでどのような選択をするかがカギとなります。
空間をマネージメントする
これは、空間(高さ)をうまく使うことを意味します。
ラリーを組み立てる際には、平面だけでなく3次元で考えることが大切です。
空間を使う練習では、空間にどれだけ目安を作れるかが重要です。
時間をマネージメントする
これは、時間の調整をすることを意味します。
例えば、攻撃時に相手の時間を削って戻る時間を与えないようにしたり、守備時に体勢を立て直す時間を作ったりすることが含まれます。
時間をマネージメントするには、相手の時間を削ったり自分の時間を作ったりするショットが必要です。
最後に
今回は、テニスにおける7つの基本戦術についてまとめました。
個別の戦術やパターンは、7つの基本戦術が組み合わさったものといえます。
7つの基本戦術を理解することは、戦術的なテニスの質を高めることにつながります。
最後に、この記事の参考資料をご紹介します。
より詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
- 日本テニス協会:テニス指導教本Ⅰ(2015)
- テニスフォーラム事務局:DVD「テニスフォーラム 2017」
最後までお読みいただきありがとうございました。
ご意見ご感想ありましたら、ぜひコメントお願いします。